2016年04月12日

三段戦 角換わり56角vs棒銀 一方通行

はじめに


前回はふざけすぎたので今回からは真面目に解説する。相手の方は三段だが達成率は0%、先月までは2、3段あったのに何故か今月段位は級位者。よく分からない謎の相手だ。得意囲いが片美濃で得意戦法が対振り持久戦…両刀使いなのか最近居飛車デビューでもしたのか…?先手は僕だ。

棋譜


http://shogiwars.heroz.jp:3002/games/AlphaGo-kazumin1011-20160411_082943?locale=ja

初手から


▲76歩△84歩▲26歩△32金▲25歩△85歩▲77角△34歩▲88銀
相居飛車。4手目△32金とするあたり僕と同じ角換わり族か。僕も相居飛車は角換わりしかできないので喜んで受けて立つ。角換わり最高!矢倉は古臭い!横歩取りはせっかち!相掛かりはマイナー厨!

10手目から


△77角成▲同銀△22銀▲78金△72銀▲24歩△同歩▲同飛
77角成
定跡通りの角換わり進行…かと思いきや△72銀は少し疑問手。普通は△33銀とするところ。▲24飛に△35角は▲34飛が角金両取りになる。△72銀によって82飛車の横効きが断たれ32金がぼっちになるのだ。ぼっちは辛いよ。後手は無条件で飛車先の歩交換を許してしまった。

18手目から


△83銀▲28飛△84銀▲38銀△42玉▲56角△23歩▲34角△95銀▲56角
83銀
相手は△23歩を保留するつもりだ。それならどこかで24歩を垂らしてみても良かったかもしれない。▲56角は対角換わり棒銀の常套手段。△86歩▲同歩△同銀の瞬間に▲83歩を打つのが狙い。後手の対応策としては△72角や△74角、△84飛などがある。

28手目から


△84飛▲66銀△86歩▲75銀△85飛▲77桂△82飛▲86歩
84飛
相手は△84飛を選んできた。これに対しては▲66歩や▲66銀といった対応策がある。▲66歩の詳しい変化についてはいつか語ろう。今回は▲66銀を選択。△85飛のところでは素直に△82飛の方が普通だろうか。△85飛の一手を挟んでしまうと、左桂を活用して55ー99の角ラインを防げるので先手が得する気がする。まあ桂が相手の銀に近づいたせいで後に食われてしまう可能性もあるが。

36手目から


△54角▲65桂△86銀▲83歩△75銀▲82歩成△76銀▲81と△65銀
54角
相手も筋違い角を打ってきた。もしガッチリ受けるなら▲87金かな。相手は歩切れだし強引に攻め手を封じさせるのもアリだとは思う。ただ美しくない金はなるべく三段目に上げたくない。より麗しい手を求めて桂馬を跳ねてみる。桂馬を使った手は大体美しい。
一気に駒を交換した。ここの数手は分岐点が多く、勝負の行方を大きく左右する。たとえば41手目▲75同歩で次に▲55銀を狙ってじっくり指すのも有力だろう。△83飛には▲53桂成がありどちらにしろ後手は飛車を活用しにくいのだから。ただ僕は飛車厨なので迷わず飛車取りを選んだ。それに後手は壁銀で飛車に弱い玉形だからね。

45手目から


▲82飛△52金▲34桂△41玉▲65角△同角▲22桂成△同金
82飛
ふんどしの桂が炸裂して優勢を意識。しかし決め手が見つからない。とりあえず銀を二枚補充する。こういうとき上手い人は34桂は攻めの司令塔として残して、どんどん追い込んでいくのだろうな。でも良い手が見つからなかったんだよ…

53手目から


▲24歩△同歩▲23歩△同金▲32銀△同玉▲52飛成
24歩
手筋っぽい歩を打ってみる。うん、我ながら上手い手じゃないか?▲23歩に△32金なら平凡に▲24飛とか▲22銀とでも指すつもりだった。まだ上に玉が広いけどとりあえず寄せ形にはなった。自玉は居玉だけどすぐには寄らないだろう。ここからグタグタせずに寄せきれば計画通り、予想通り、僕の勝ちだッ1

60手目から


△42桂▲41銀△33玉▲32金△34玉▲42龍△54歩▲48玉
42桂
ベタベタで微塵もセンスを感じられない寄せだが駒得は正義だよ!ちゃっかり54歩で王手龍取りを狙ってきやがったので早逃げしておく。▲48玉に△36桂▲同歩△64角は▲46桂の合い駒が王手になるぜ!

68手目から


△56桂▲同歩△75角▲57桂△42角▲同金
56桂
どんだけ飛車が欲しいんだよ!貴様も飛車厨か!そんなに欲しけりゃくれてやる。どうせ32金の紐がついてるし▲57桂が何だか良い感じに相手玉の逃げ場を塞いでるからね。こちらは飛車打たれてもまだ持ちこたえると思うが油断はできないな。

74手目から


△56角▲32銀△54玉▲23銀不成△23角▲71角△33玉▲53角成
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△56角で桂から逃れつつ。45への打ち込み阻止。なるほど当然の一手か。77手目は▲43金で詰んでたな。△55玉なら▲46桂。△35玉なら▲44角△34玉▲46桂。△34玉も同様。残り時間少なかったせいもあるけどこういう時にきちんと詰ませないとな…対局中は46角が見えてなかった。本譜は馬と金でガジガジ寄せる展開になった。

82手目から


△34銀▲15桂△14角▲45桂△22玉▲24飛△23銀打▲同桂成△同銀▲31銀まで91手で先手勝利。
34銀
▲43馬を許すわけにはいかないので△34銀と対抗してきたが二枚桂の追撃で寄せきった。86手目△45同銀と桂を取っても▲43馬△22玉▲24飛△23飛▲32金△12玉▲22金打で詰む。

感想


上手く相手の玉形の悪さを咎めて一方的な終盤戦に持ち込めた。終盤は桂馬がキーカードとなった。他の駒には真似できない唯一王、桂馬たんつよい!
posted by TOMORROW at 20:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 角換わり棒銀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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