2016年06月28日

四人将棋 大惨敗!最強位戦決勝

6月26日、日本四人将棋連盟による第2期最強位戦決勝が行われました。今回はこの対局をレポートしていきます!

結果は・・・!?



はじめに結果から言うと今回は大惨敗です。ただ決して運が悪かったわけではない。むしろ順当に指せば1位になる可能性もあった。ではなぜこんな結果になってしまったのか?内省の意味を込めて棋譜を追ってみます。


第2期最強位戦決勝



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初手を指すのはランダムで僕に選ばれた。右隣のふせやんさんとは初対局だ。実はつい最近までユコタさんとふせやんさん、左近司さんを混同していた。日本四人将棋連盟が今のように一般社団法人化する前と現在では違うハンドルネームを使っている方が多いからだ。

さて今回はどんな戦型になるか。


四方同型



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なんと今回の対局では多少の手順前後はあれど20手目まで4人とも全く同じ陣形になった。他にも有力な序盤は色々あるだろうがこれが一つの定跡なのだろうか?新参の僕にはここまで同型が続くのは新鮮だった。今回は参加してないが例えばゼルダ準会員は右四間を愛用している。その点この4人は凡庸な序盤を好む傾向があるか。


天守閣の弱点



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アカギさん以外の3人は玉を三段目に浮く天守閣を採用した。不気味な陣形だが角桂のない四人将棋では、三方を歩で囲まれているこの玉形は王手をかけられにくく意外と寄りにくい。さながら鎌倉幕府のようだ。

しかしどんな陣形にも必ず弱点はある。アカギさんが12飛と寄ったところでハッとした。次に62銀の詰めろがかかっているので受けなければならない。今までこんな急所を狙われたことがなかったので動揺した。寝耳に水の入るごとし。


第一の緩手



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自玉に詰めろがかかっているが、すぐに詰めろを受けていては面白くない。ここは83金打75玉84銀86玉95銀・・・と王手をかけながら飛車を手にする筋がある。飛車を手に入れてから詰めろを受けても遅くはないだろう。

実際にこの手は見えていた。ただ僕はNYSR規約に違反するのが怖かったのだ。NYSR規約とは四人将棋における理不尽な集中攻撃を防止するための取り決めである。

おそらくこの83金打からの手順を指しても過激手にはならない。しかし僕は前述のとおりルール違反を過剰に恐れており、またふせやんさんを虐めるのは無慈悲だと感じ、情けをかけてこの仕掛けを見送った。
もちろんそんな同情は無用、ルールに違反しない範囲で全力で指すべきなのだが・・・


好手の金打ち



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ふせやんさんに91銀と仕掛けられたところで93金を打った。この金打ちは我ながら好手だと思う。玉が逃げれば91飛で銀を奪えるし、93同飛なら同金同玉91飛でガンガン破壊力のある攻めが続く。実戦もこの手順で進み91飛に対し92金で受けてきたので95飛94金92飛同玉94飛と猪突猛進、気持ちよくふせやんさんを攻め立てる。

先ほどふせやさんさんに情けをかけていたのに何だこの変わりようはと思われるかもしれない。83金打からの仕掛けを見送ったことへの未練があったのと、(人聞きは悪いが)せっかく見逃してやったのに91銀で逆らうとはこの恩知らずがっ!とふせやんさんへ若干の殺意が芽生えたからだ。さっさと88の銀を取れば良いのにノーガードで僕を攻めてきたことに憤りを感じた。


第二の緩手



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豪快な攻めが決まり、もはやふせやんさんの命は風前の灯火。しかしここで軽いミスをやらかす。81金と指したのだ。同玉なら93飛車をGET、83玉なら84金で即詰み。決して悪い手ではないが、ここは81銀か91に金銀を打ち込んだ方が良かっただろう。攻めが上手くいきすぎて無意識に手加減してしまった。


第三の緩手



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ふせやんさんは無防備、91飛打か83飛打で一気に詰ます気でいた。ただここに来てまた意図的に手を緩めてしまったのだ。序盤から一方的に攻められるふせやんさんを可哀想だと思ってしまった。

さっきから慈悲だとか反逆だとかお前は何様のつもりなんだと言われそうなので弁明しておこう。僕は将棋に限らず本質的に弱者、理不尽に潰される者に哀れみを感じる性格なのだ。また最近将棋で舐めプにはまってしまっており、わざと詰まさず遊んだり致命傷となる手を見送る悪い癖がついてしまったのだ。
以上、弁明になってない弁明でした。僕のことをクズだと罵ってもらっても構わない。

そんなわけでクズな僕は手が見えているにも関わらず、故意に寄せを見送って83飛と指した。王手銀取りだが、隣国の敵玉の首を振り落とす直前で止めた代償はでかい。後になって考えるとこれが大惨敗への引き金となった。


第四の緩手



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ここまでは棋力的なミスというより、心理面での過ちが目立ったが今度は純粋なケアレスミスをやらかす。88飛で中司さんに王手をかけた後、ふせやんさんを即詰みにできると勘違いしたのだ。僕の脳内では「88飛→中司さんが何か指す→82龍で詰み」と読んでおりふせやんさんの手番が挟まれることを忘れていた。四人将棋への不慣れが引き起こしたミスと言える。

結果中司さんに68銀、ふせやんさんに83歩と受けられ、かえって両者の玉を堅くさせてしまった。対局後に中司さんに指摘されて気づいたがこの局面は88飛ではなく71金で即詰みがある。
ただ今になってふせやんさんを詰ませるのは妙な話だ。もっと早くふせやんさんを詰ませるチャンスは何度も訪れたのに。仮に88飛を打つとしてもふせやんさんが歩を入手する前に打つべきだったかもしれない。


急転直下



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67龍も酷い悪手だ。自分でもこの手は良くないと分かっていたが、直前の88飛の勘違いから気持ちの整理がつかず焦って指してしまった。僕はメンタルが弱いのだ。いや厳密には常人には到底できないことを平気でやってのける性質と、できて当たり前のことができない2つの性質が入り混じっている。

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中司さんに79銀と打たれ飛車のどちらかを捨てなければいけなくなった。さらにふせやんさんから63銀を見せつけられ、上からは53歩成の足音が近づく。左からはアカギさんの飛車と歩が・・・

ナンダコレ・・・一気に大ピンチじゃないか!!

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もうこの辺りはどうしようもない。みんな僕を狙いすぎジャマイカ!!ルール違反してないのか!!えっ僕が悪いの?そうだね!!悪かったね!!(逆ギレ)

四面楚歌



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悪あがきに銀を引っ掛けてふせやんさんへの詰みを狙っていたが、冷静に対処されて希望が途絶える。左からアカギさんに飛車を並べられて、とっさに31歩を打ったが21歩の方が良かった。いや結局どっちもダメなんだけどね。皆に矛を向けられて泣きそう。

一応中司さんはアカギさんに目標を変えてきたからルール違反ではないのだろう。(NYSR規約では2人がかりで1人を攻めるのは良しとされている。ただし過激手などの例外あり)

でも僕は忘れないよ(´;ω;`)中司さんが54歩で上部への脱出路を塞いだのを忘れないよ!たとえ53歩成を指す気がなくても僕の精神に甚大なダメージを与えたことを忘れないよ!

平清盛

そんなわけで皮肉にも情けをかけて命を助けてあげたふせやんさん(+アカギさん)にトドメを刺されてしまったのだった。僕は平清盛かよ!

僕の死後の世界がどうなったかはよく知らない。詰まされて発狂し盤面から目を逸らしていた。気がついたら中司さんが勝利していた。最強位2連覇オメデトウゴザイマス。


終局図



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感想



今回はさらに私怨を詰め込んだ記事を書き上げてしまった。殺らなきゃ殺られる。これはゲームであって遊びではない。慈悲をかけられたからといって恩返しする義務はない。もう僕は誰も信じない、全力で潰す。視界に入るもの全て一人残さず皆殺しにすると誓った。

*もし本記事を読んで不快に思われた方がいたらお詫び申し上げます。


今回の対局動画



今回の対局動画は土師準会員もアップしておりますので、良かったらそちらもチェックしてみてください。

第2期最強位戦決勝 1/3


第2期最強位戦決勝 2/3


第2期最強位戦決勝 3/3
posted by TOMORROW at 13:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 四人将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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