2016年06月26日

日本四人将棋連盟のプロ棋士になりました!

復活しました



お久しぶりです!しばらく失踪していましたが再びブログを更新していきます。

なぜ失踪したのかというと将棋ウォーズのアカウントを消しちゃったんですよね。僕は負けるとついつい発狂して暴走してしまうのです・・・。せっかく第5回ひよこ杯で優勝した貴重などうぶつしょうぎ五段アカウントだったのに何やってるんでしょうねw 

今は新しいアカウントを作って遊んでいるので今後はそちらのアカウントの棋譜について記事を書きます。もう二度と消しません!このセリフ何度目だ


四人将棋のプロ棋士に・・・!?



実は最近、一般社団法人日本四人将棋連盟の方からお誘いいただいて連盟のプロ棋士兼理事にスカウトされました。
それをふまえて今後は将棋ウォーズだけでなく、どうぶつしょうぎウォーズや四人将棋関連の記事もアップしていくつもりです。早速ですが昨日、自身初となる連盟の公式戦に出場しましたのでその様子をレポートしていきます。


第2期最強位戦予選B卓



さあついに来たぜデビュー戦!既に一般の方とプロアマ交流戦を数戦行い連勝中の僕は果たして連盟員同士のガチバトルでどこまで戦えるのか・・・!対局開始のゴングが鳴り響くーーー!


四人将棋のルール



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さて熱狂解説する前にまず四人将棋のルールについて大雑把に解説しておこう。
ご覧のとおり四人将棋には角桂香が存在せず異様な陣形となっている。

(1)時計回りに手番が回るが王手をかけたときのみ、王手をかけられた人に手番が飛ぶ。
(2)将棋と同じく玉を詰まされると負けになり玉を裏返す(裏玉)。裏玉は障害物として盤上に残り続ける。
(3)盤上に残った敗者の駒(玉以外)は効力を失い誰でも自由に拾える。

まあ大体こんな感じだ!奇想天外な手が次々と打ち放たれる次世代将棋、それが四人将棋だ!


地下鉄飛車が理想型



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いよいよ本譜の解説に入ろう。お互い牽制しつつ駒組みを進めているがここで藤川プロが銀交換を挑んだ。あっ藤川は僕です。連盟の中でも準会員とプロ棋士に分かれているが準会員も強者揃いだ。アカギさんなどはプロレベルの実力があるがプロ棋士(正会員)になるには満18歳以上である必要があるのだ。

さて上の局面を見るとひとつ妙な点に気づく。そうCPU以外の3人とも飛車を最下段に引いているのだ。本将棋にも右玉など地下鉄飛車を採用した戦法はあるが四人将棋では特に採用率が高い。通常の将棋と違い四人将棋では飛車を横に使うことが多い。そのため通気口の良い地下鉄飛車が好まれる。


感覚の違い



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がむしゃらにアカギさんを攻めてみるが、上手く対応されて肩透かしを食らう。52手目の41玉引きは35桂などでいかにも危なそうだが、桂馬の存在しない四人将棋では見た目以上に堅い。36金で歩を拾うが27銀と打たれ少し嫌な形に。

左辺ではユコタさんがCPUを追い詰めている。CPUとの距離は僕が一番遠いため、もしCPUが詰まされるとユコタさんとアカギさんがCPUの残骸を分け合い一気に戦力差が開いてしまう。焦る藤川。


指をくわえて飴を眺める



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案の定CPUは御二方の養分と化し、ユコタさんが飛金銀得、アカギさんが金銀得。絶望的な状況である。四人将棋は運も絡むから仕方ない。ユコタさんからちょっかいを出されるが無視して24銀を打ち込んでしまった。いくら劣勢といえど流石にこれはやり過ぎたか。どこかで一旦、銀を逃げるべきだったかな。


万事休す



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ユコタさんの攻めは放置して、アカギさんに向けて弾を打ち込んでいくが流石はアカギさん。見事なまでに手堅く受けられ手も足も出ない。ユコタさんの攻めを放置したツケが回ってくる。もはや勝ち目なしか?

僕が序盤からここまでアカギさんに執着する理由は3つある。

(1)劣勢のときは局面を荒らして誤魔化さなければ勝てないから。これは本将棋にも言えることだが、今回はアカギさんという鉄人を前に幾多の狙いを完封されてしまった。

(2)四人将棋では右側の相手を狙った方が得だから。基本的に時計回りに手番が回るが王手をかけたときにのみ、王手をかけられた人に手番が飛ぶのが四人将棋の特徴。したがって右の人に王手をかけると、直後に続けて自分の手番が回ってくるのだ。

(3)今回の対局は決勝進出への予選卓であり、2位以上を獲れば決勝戦の出場権を得る。つまりCPUとアカギさんを詰ませればたとえユコタさんに1位を獲られようと僕は決勝へ進めるのだ。


三途の川が見え隠れ



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絶望のどん底を彷徨う藤川。しかしユコタさんが緩手を連発し微かな希望が見えてくる。1つ目の緩手は109手目の68金。ここは98飛68銀同飛同玉48飛成の即詰みがある。ただしこれは僕目線での緩手であり、1位を狙うユコタさんからすればすぐに詰ませずに更なる得を狙うのも十分ありか。

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数手進んでユコタさんに絶好のチャンスが訪れるが、2つ目の緩手でこれを逃す。114手目は59金打ではなく99飛車が最善手だろう。以下38玉29飛成37玉28龍と進めばロマンあふれる四枚飛車を実現しユコタさんの圧勝間違いなしだった。


おまじないの歩



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多少は紛れたが劣勢は覆せない。ここは一旦玉形を整備して粘っても良さそうだが防戦一方では負ける気がしたので、怪しげな歩を打って一発逆転を狙ってみる。この歩には恐ろしい変化が眠っているのだ。祈るようにしてユコタさんの手を待つーーー

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47金。来た!これは詰めろだがその前にこちらの秘密兵器を発動すれば勝ちの目が出てくる!
ちなみに95歩を打った場面では38金などで即詰みがあるが、1位を狙える可能性のあるユコタさんからすれば死にかけのホームレスを相手に貴重な駒を捨てたくはないだろう。


起死回生の一手



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もはや装備なし貧民の裸玉が藁をも掴むような執念で導き出した一筋の逆転の光
43飛がひそかに狙っていた秘密兵器。アカギさんに王手がかかっているのがミソで再度僕のターンが回ってくる!ドロー!俺のターン!

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83飛成で打ったばかりの飛車を捨てる。これで良いのだ。同玉の一手にアカギさんの手番を挟んでから94金を打ち込む。詰みだが即詰みではない(迷言)。左隣の人に王手をかけると、いちいち第三者の手番を挟まれるのが歯がゆい。まあ大丈夫だろう。アカギさんがこのまま何も干渉しなければ僕は2位になって決勝に行けるんだ・・・!(フラグ)


奇跡も魔法もないんだよ



決勝への切符が僕を呼んでいる。胸を踊らせながらアカギさんの手を待つ。そしてアカギさんが指した次の一手とはーーー

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63銀。目の前が真っ白になる。orz・・・なんてことをしてくれたんだ!85に玉を逃げられて詰み筋が消えたじゃないか!いやアカギさんからすればどっちが勝ち残ろうとどうでもいいわけで悪手ではないのだが。僕からすればこれは死刑宣告のようなものなのだ。僕の人生はここで終わったんだ。もう何もかも終わったんだ。

63銀以下、85玉73成銀と進み、絶望に震えた手で84金を指す。もし95玉と逃げれば再び94飛の詰み筋が発生するが・・・慎重に手を読んだユコタさんに96玉と逃げられる。ああ、もうダメだ奇跡も魔法も使い果たした。所詮僕はここで終わる存在なんだ。僕の人生って何だったんだろう。


神は私を見捨てていなかった



死んだ魚のような目で盤面を見つめる。もう好きにしてくれ・・・そのとき思わぬところにアカギさんの手が動き目を疑った。

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88金。

キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!

97飛の一手詰め!決勝進出確定!神は私を見捨てていなかったのだ。アカギさんを救世主として崇めよう。大袈裟ではない、88金のおかげで死にかけの兵士が息を吹き返した。世界が再び彩り始めた。僕はそっと飛車を打った。ユコタさんの玉が裏返った。生死の狭間を彷徨う死闘に僕は勝ったのだ。

その後は圧倒的戦力差ですぐにアカギさんに詰まされたがもう無念はない。我が生涯に一片の悔いなし。

終局図
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感想



終盤はかなり感情的に書き殴ったが、実際に対局中はこれくらい興奮していた。今まで人間2名・CPU2体の戦いばかりやっていたがやはり人間が多い対局ほど面白いな。

いつも右の人を速攻で詰ませる戦法で勝ち抜いていたが今回の相手は格が違った。強い人は自然な駒運びで堅く美しい陣形を築き上げる。無理攻めで崩せるほどガチ勢は甘くないと悟った。ユコタさんの攻めを放置したのは不味かった。こちらが潰れる前にアカギさんを寄せきるなんて無理だったんだ。

今後は攻守のバランスを心がけながら美しく強い将棋をめざしたい。最強位戦決勝がんばるぞ!決勝戦はさらに強敵揃いだがどこまで戦えるか腕の試しどころだ。


今回の対局動画



第2期最強位戦予選B卓 1/3


第2期最強位戦予選B卓 2/3


第2期最強位戦予選B卓 3/3
posted by TOMORROW at 17:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 四人将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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