2016年04月10日

初段戦 銀冠vs角交換四間 大黒柱の桂

はじめに


今まで諸事情により画像などが使えなかったので文字だけのブログとなっていたが、その必要がなくなったので今回からは画像やリンクを多用する。前回までの自戦記は非公開もしくはリニューアルして、より見やすいブログをめざしていきます。
今回の相手は初段の四間飛車党。先手は僕だ。記念すべき新・第1回自戦記。初回からスベらぬよう堅実かつ真面目な解説を心がけていくつもりだ。

棋譜


http://shogiwars.heroz.jp:3002/games/AlphaGo-hoshikun25-20160408_074527?locale=ja

初手から


▲76歩△34歩▲26歩△42飛▲68玉

コイツは臭うぜ!角交換四間飛車の匂いがプンプンするぜ!ふぇぇ得意戦法四間飛車の角交換四間飛車党多いよぉ…ノーマルなのか変態なのかハッキリして欲しいところである。ちなみに僕は相居飛車はほとんど角換わりだが断じて変態ではない。

6手目から


88角成
△88角成▲同銀△22銀▲48銀△33銀▲78玉△62玉▲58金右△72玉▲25歩△82玉

やっぱり角交換してきたよ…順当な駒組みが続く。15手目の▲25歩は僕が独自に編み出した手でちゃんとした意味がある。え?普通の手だろって?まあ黙って見てなさい。

17手目から


47歩
▲46歩△72銀▲47銀△94歩▲96歩△52金左

△82玉の瞬間に▲46歩がベストタイミング。これに対し44歩と歩交換を迫ってくるのは▲47銀△45歩▲同歩△同飛▲36角の切り返しがある。63の歩にヒモがついてないのを咎めているのだ。やはりヒモが無いとダメだね何事も。
先ほどの▲24歩はこの▲46歩を指すためにあえて手待ちしたのだ。他の手待ち手段として▲86歩は△64角が気になるし、▲77銀は銀冠に組めなくなるのが辛い。ちなみに▲46歩自体は某C氏の動画で学んだ手で僕が自分で考えたのは▲24歩の方だ。ショボイ

23手目から


86歩 銀冠
▲86歩△64歩▲87銀△74歩▲88玉△63金▲78金△84歩▲66歩△83銀▲67金△72金

お互いに銀冠を完成させた。対角交換四間飛車では居飛車側が矢倉風に組むこともあるが、僕は銀冠の方が好きだ。特に今回は相手に早い攻めがなさそうなので落ち着いて銀冠を建築できる。△83銀の瞬間に仕掛けるのが一番効果的だが、僕は比較的温厚な紳士なのでまだ焦らしていく。決して何も攻め筋が見つからなかったとかそういうわけではない。

35手目から


36歩
▲36歩△44歩▲56銀△73桂▲37桂△54角▲26飛△14歩▲16歩

そろそろ本格的に攻め形を作っていく段階だ。両者ともに美しい陣形を魅せていく。将棋の序盤はある意味ショーである。△54角は筋違い角だが角交換四間ではこのような角がよく働くのだ。36歩を守る手段は色々あるが浮き飛車にするのが自然だろう。△14歩には将来15に何か打ち込まれるのを危惧して念のため端歩を受けておく。

44手目から


32角
△32角▲45歩△同歩▲24歩△同銀▲31角△62飛▲22角成△75歩▲同歩

△32角は2筋の護衛を強める意味があるが、得したのかは微妙。手待ちかもしれない。盤面が熟してきたので満を持してかぶりつく。45桂跳ねで銀を退けて▲31角や▲51角、▲24飛を狙うつもりだ。▲24歩に△同銀は予想外だ。てっきり△同歩だと思っていた。これなら素直に▲31角を打って先手が良さそうだ。
▲22角成が実現して優勢を意識(フラグ)飛車が間接的に馬に効いていてちょっと怖いがまあ大丈夫だろう(フラグ)△75歩で玉頭に嫌味をつけてきたか、なるほど。まあ▲同歩で△76歩には▲同銀で問題ないだろう(フラグ)

54手目から


87角成 うっかり
△87角成▲同金△22飛▲45桂△74歩▲44角△12飛▲53桂成△同金▲同馬

アーヤッチャッタヨー、、はいフラグ建てすぎました手拍子で指しすぎましたごめんなさい。ストレート銀損ですね。せっかく馬を作ったのに一瞬で逆転した。でもまだ勝ちは諦めていません。初段相手なら飛車銀桂香損くらいまでなら余裕で逆転できるはずだ。僕はピンチになると覚醒するからなフフフ僕に楯突いたことを一生後悔するが良い。見せてやろうトゥモローの第五人格「りゅう」の底力を。
▲45桂に△44歩は▲31角で何とかなってると仮定してとりあえずガンガンアタック。劣勢の時は何を指しても負けるのだから「相手はこれを指さない」と仮定して紛れそうな手を選んでいくしかないのだ。△74歩は▲同歩△同銀▲75歩△同銀▲76歩△86銀▲同金△59角という読み筋だろうか。もちろんそんな胡散臭い誘いには乗らず▲44角をぶち込む。対局中は△12飛より△42飛の方が嫌だなと思っていたけど、今見返すと△12飛の方が良さそうですね。
まだ劣勢かもしれないけど馬を作ってなんか勝てそうじゃね?と1人で勝手に逆転した気分になっている。「もうダメかもしれない…」より「まだいけるかも!」とポジティブ思考の方がチャンスを掴みやすいはずだ。

64手目から


75歩
△75歩▲64馬△76銀▲76同金左△同歩▲74歩△63金打▲73歩成△同金左▲65馬

嫌らしい歩を伸ばしてきた。やはり角交換四間飛車使いは変態しか居ないようだ。次に76銀などが見えているが77歩を打つと74歩の攻め筋が消えてしまう。▲64馬で玉のコビンを狙いつつ根元の歩を剥がしにいく。この馬は△75桂も消しており、非常に強力だ。闇に包まれし混沌とした盤上世界で燦然と輝く救い主(メシア)となって先手陣に希望の光を照らしている!
守りに金を投資してくれたので先手玉の脅威が緩和された。終盤になると金の使いどころは難しくなる。寄せに使うか、守りに使うか。後手からの攻め筋としては△59角が気になるところ。

74手目から


74銀
△74銀▲76馬△75桂▲77金△59角▲29飛△68角成

74手目に△74銀を指してきた。74手目に△74銀を指してきた。大事なことなので2回言いました。臨機応変に守りの銀を重役出勤できるのが銀冠の強み。嫌味な歩を払って一息つく暇もなく△75桂の追撃。77手目に▲77金と避ける。そしてついに最終兵器△59角を発射しやがった。次に△57馬が厳しいがどう受ける?
ところで、もし8筋の歩が切れていたら△87歩がかなり痛撃になりそう。それを狙って△85歩なんて手もあったかもしれない。

81手目から


69桂
▲69桂△67歩▲78金打△58馬▲67銀△同桂成▲同金△75歩▲21馬△76銀▲68金引△47馬▲28飛

遠方護衛魔法▲69桂!エア・ケイ!この手は単に67馬を防いだだけでなく王城の天井全体をより強固にしている。△67歩は予想外。▲同銀△同桂▲同金は△75歩が面倒だな。こちらの馬の方が働いているので、△67桂成に▲同馬で馬交換するのは嫌だ。駒損を回復し相手の飛車銀は遊び駒になっている。ここを凌げば先手が勝ちそうだ。

94手目から


67歩
△67歩▲58金△同馬▲同飛△68金▲同金△同歩成▲同飛

△67歩は一瞬ドキッとする手だが横にスライドして何ともなさそうかな。馬切り金ぶち込みは流石に無理攻めではないだろうか。相手は歩切れなので金と銀しか攻め駒がない。次に▲77歩の銀バサミがある。手を作るとしたら△62飛、△67金、△87金、△85歩辺りか。

102手目から


87金
△87金▲79玉△86金▲88歩△67歩▲48飛まで107手で先手勝利。

△86金に▲88歩で金銀の成り込みを拒否。△67歩で部分的に非常に危険な形になったが、質駒がないので大丈夫だろう。しかしまあ相手の投了はちょっと早い気はする。△62飛にはがっちり▲56金や▲78桂でノープロブレムか。馬が守備に効いてるのもありがたい。余裕ができたら▲77歩で金銀を追い返して玉形を整えたい。

感想


やっぱり銀損くらいで諦めちゃダメですね。あいにく僕は諦めが悪いからなハハハッ!双方とも飛車が脇役という珍しい将棋になり、馬の活躍度で差がついた。▲69桂はヘンテコな手だが結果的に最後の刺客、金さん銀さんを撃退するシールド魔法としても活躍してくれた。まさに大黒柱の桂である。






posted by TOMORROW at 18:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 角交換四間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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